キリンと魚顔

アイドルや音楽、映画のことをそぞろそぞろと書いてみます。

今年のハロプロ楽曲大賞に向けて。'14 ~楽曲部門篇~

 

今年もハロプロ楽曲大賞の季節が近づいてきました。

毎年ワクワクしますよね。嘘です。初参加です。初ワクワクです。

昨年の投票結果が発表されてからこのハロプロ楽曲大賞というものを知ったので,

結果だけ見てあーだこーだ思いながら楽しんでいました。

 

○リンクはこちら。まずトップのイラストが素敵すぎます。

 投票ルール,ノミネート楽曲など色々書いております。投票期間は2014年12月5日(金)13:00~12月11日(木)23:59

  

 

候補曲のご紹介

この記事は,今回ノミネートされている数々の楽曲の中からただただ僕が好きな曲をいくつか載せて,

感想や僕なりのおすすめポイントなど,考えたことを書いてみよう,というものです。

目的は2つ。

たくさん考えたから文字に残そうということと,

この記事を通して,紹介した曲に興味を持ってもらえたらなということです。

 

まずは楽曲部門。(MV部門の記事も書けたら書きたいな。)

自分の中での大雑把な選考ルールはこちら。

1.収録音源で判断(LIVE音源でノミネートされている曲は別)

2.MVのあるものはMVも見ちゃってるので視覚による印象も入るがそこは気にしない

 

この催しの投票ルールではノミネートされている曲の中から5曲を選択するのですが,

僕は今9曲で悩んでいるので,その9曲をば。

 

・『シャバダバドゥ~』 道重さゆみ[モーニング娘'14]

・『大人なのよ!』 Berryz工房

・『ロマンスを語って』 Berryz工房

・『ええか!?』 スマイレージ

・『イジワルしないで抱きしめてよ』 Juice=Juice

・『初めてを経験中』 Juice=Juice

・『背伸び』 Juice=Juice

・『おへその国からこんにちは』 ハロプロ研修生

・『チャチャ王国のおうじちゃま』 抹茶ーず(熊井友理奈鈴木愛理)

 

 

では1曲ずつ。

 

 

シャバダバドゥ~』 道重さゆみ[モーニング娘'14]

 

道重さゆみ在籍ラストシングルのソロ曲にして,この歌詞にこのアレンジ。

聞き手も,そして歌い手自身も色々感慨に耽ってしまうであろうこの歌詞に,

リンクするような正面からのバリバリ加工で,

自らにも言い聞かせるよう独りごちたようにも聴こえる口調(妄想)。

物思いに耽ってしまい過ぎないようなポップでご機嫌な曲調がとても良いバランスで素敵です。

※この記事を書いている間にさゆの卒業の日を迎えてしまいました。

またちょっとこの曲に対する印象も変わってしまいましたが原文そのままで。

 

 

◆◆◆◆◆

 

『大人なのよ!』 Berryz工房

 

■パーカッションが軽妙で,ベース音も控えめかつ良い味を出していて聴いていて心地が良い。

というかオケが全体的にお上品ですごくタイプです。

サビまでの持っていき方も,AメロBメロ辺りで結構色んな展開をしつつも,

Cメロで落ち着かせてサビへの程よい期待感を煽っていて,とても良くまとまっている印象。

そして一番言いたいのは,サビの振り付けの裏拍のノリ(MVをぜひ見てください)。

この,サビを裏拍にノッて聴くのが最高に気持ち良いです。

基本的に菅谷・夏焼のダブルメインボーカルには大賛成なんですが,

それにしても他の5人の活かされなさがちょっと悔やまれるところ。

プロローグがようやく終わった」って歌詞もまたすごいです…。

 

 

◆◆◆◆◆

 

『ロマンスを語って』 Berryz工房

 

Berryz工房活動停止前ラストシングルの1曲ですが,最後にこんなのですか。

やめるのもったいないよと嫌でも思ってしまうような素晴らしい出来栄え。

しかしこんな幸せな曲で幕を閉じられるのも素敵ですよね。って自分に言い聞かせています。

70′s後半から80′sにかけてくらい(?)のポップスの王道を真正面からやってのけたこの曲。

メロディからオケ(特にホーンセクション)からコーラスからの溢れんばかりの幸福感がたまりません。

例によってこの曲も菅谷・夏焼のメインボーカルなんですが,

他のメンバーの良さが活きているワンフレーズもたくさんあって(特に熊井ちゃん熊井ちゃん感※後述),

それが良いアクセントになっていると思います。

そしてCメロ(サビ前のちょっと変則的なメロディのところ)のタメから,

サビ直前のオケで高めて,サビに入って一気に放たれる一連の流れがすごく好きです。

サビのみやのリズム感とりさこの高音の美しさも聴きどころ。本当に綺麗に丁寧に歌い上げています。

歌詞も素敵で,キラキラドキドキ夢に思いを馳せる女の子が妄想ともつかぬロマンスを語って。

けれどもしっかりと現実を受け止め,自分のチカラで歩いていこうという意志も感じ取れる。

そんな気がしてなりません。ただの夢ではなく,他の誰でもない自分の未来への誓いのように。

 

 

◆◆◆◆◆

 

『ええか!?』 スマイレージ

 

■まず,初めて聴いたときのインパクト。

イントロのヒップホップ全開から「ななななな」までのラップパートのノリと爽快感。

このフレーズ以外のメロ部分だったりサビだったりは,

謡曲感というか意外と落ち着いたメロディになっていて,

そこにこのフレーズが所どころ差し込まれてアクセントを効かせているという印象。

間奏がちょっと退屈なかんじがするのがたまにキズですかね。

歌割りも,ソロ・ユニゾンともみんな(つんくも含めて)個性が出ていてカワイイ。

ラップやヒップホップのカッコよさ,エモさをそのまま全てカワイさに変換したような一曲。

 

 

 ◆◆◆◆◆

 

『イジワルしないで抱きしめてよ』 Juice=Juice

 

■だいぶ昔の記事でも一度名前を挙げたこの曲。やっぱりこの曲好きです。

イントロの一段階目で誘われて,二段階目で完全にペースを持っていかれます。

サビでもこのイントロのフレーズが繰り返し使われていて高揚感を煽られますね。

Juice=Juiceも基本的に宮本・金澤・高木の3人がメインを張ることが多くて,

そうなるとやはり残りの2人をどう使うか(とりわけメンバーの少ないグループですし)が気になります。

特にあーりーは熊井ちゃんにおける熊井ちゃん感みたいなものを持っている逸材だと思っているので,

俄然あーりーパート気になります。

しかしこの曲,2人にはソロパートはおろか「ねぇねぇ」とサビちょっとしか歌割がない。

それがとにかく悔やまれるところです。

あとはなんといってもこの曲の代名詞である「ローズクォーツ」。

歌詞の一部がリリースから1年以上経っても,

愛称として呼ばれ続けるってとてもすごいことだと思います。

それは本当にローズクォーツという謎の言葉と,謎にローズクォーツ感を持ち合わせていたかなともの,

謎すぎる奇跡のマッチングとしか言いようがありませんね。なに,ローズクォーツって。

 

 

◆◆◆◆◆

 

『初めてを経験中』 Juice=Juice

 

■曲調は英国感溢れるロックテイストで(※イメージです),ブラスも入っていて,

ロンドンの城下町のアパートから陽の差している大通りを眺めているかんじがします(※イメージです)。

この曲では前述の2人にもソロパートがたくさんあって,かなりこの曲にマッチしていてグッドです。

ゆかにゃんはもうただただかわいらしくて,この曲に見事に合っていて,

あーりーはその熊井ちゃんにおける熊井ちゃん感に当たるやつが存分に出ていてます。

※自分の中での熊井ちゃん感というのは,

普通は曲のリズムにノッて歌うところを,そうではなく自分のリズムを曲に合わせて歌うっていうかんじ。

あと,メロディ運びが独特で,素直というか迷いがないというか警戒心がないというか。

それと,声に厚み(かといって重厚ではなくとても軽い厚み)があるところ。

上手く言葉にできません…。みなさんにも各々の熊井ちゃん感を(あーりー感も)感じとって構築してほしいです。

逆にかなともの声はこの曲には少しローズクォーツ感が強すぎて合っていない気がします。

サビはほぼ語りのような文字量の多い歌詞で,

オケではなくボーカルのメロディを追いたくなるようなキレの良さが好きです。

歌詞も好きで,ずっと独り言というか悩みをこぼすような言葉が続き,

電話が鳴り,声を整えて,独り言の最後が「電話いっこで全部許しちゃう」。

そしてこの曲が終わって,たぶんこの子は電話に出て会話を始めるんでしょうね。

この,曲が終わったあとまで想像できるかんじがすっごく良いです。

 

 

◆◆◆◆◆

 

『背伸び』 Juice=Juice

 

■至るところに散りばめられた暑苦しさとわざと臭さが良い味を醸し出しているこの曲。

まずはやはり男声の「wow wow」コーラスのウザさ。慣れると楽しいです。

かなともがこの男声コーラス隊を引き連れているのを想像してしまって笑ってしまう。

歌詞も,名詞ワンフレーズの羅列のサビとか,「会いたい」で叫ぶのとか,笑ってしまう。

最初の最初が「抱きしめ」って,もう笑ってしまう。こんな面白い曲はなかなかないと思います。

全体的に真顔でふざけている雰囲気が聴いていて楽しいです。

そして再三言っていますがあーりー感。

この曲のソロパートはBメロの一部のみですが,やはり良いアクセントになっていると思います。

また改めてかりんちゃんさんの達者ぶりに感心しました。何歌わせてもモノにしますね。

2番サビ終わりの加工だったりダブステっぽい間奏はちょっと余計な気もしますが。

 

 

◆◆◆◆◆

 

『おへその国からこんにちは』 ハロプロ研修生

 

■研修生曲,そしてこの曲名,そして「なあ,みんなへそんとこよろしく!」。どうしよう。

研修生はそんなによく知らないのですが,この曲は好きです。

この曲も前述のスマイレージの曲『ええか!?』とよく似た構造で,

曲名そのままの印象的なフレーズ「おへその国からこんにちは」の部分が,

Aメロ前,ABメロ間,サビ終わりなどに差し込まれています。

それぞれ,Aメロ前では,冒頭のセリフとともに曲の第一印象"顔"となるようなインパクトを与え,

ABメロ間では,ガラッとメロディの印象が変わるAメロとBメロをシームレスに繋ぐ役割となっていて,

サビ終わりでは,サビと2番のAメロをこのフレーズのみで繋げることで展開に間を与えず,

曲全体の密度を高めています。

と,色々述べてみたのですが,このフレーズを無視することで見えてくるものもあります。

強固な意志と未来への希望,そしてちょっとのユルさが見え隠れする歌詞であったり,

それを自らだけではなく相手(聞き手)にも投げかけるような開いたかんじであったり,

曲調の熱さであったり,サビの「○○から」の連発から感じられる熱意であったり。

インパクトのある「おへそ」に隠された,彼女たちの情熱が見事に表現された一曲です。

 

 

◆◆◆◆◆

 

チャチャ王国のおうじちゃま』 抹茶ーず(熊井友理奈鈴木愛理

 

ご当地キャラクター イメージソングDVDというものに収録されているこの曲。

色んなご当地キャラクターとアップフロントのコラボ楽曲の中の一つってなかんじですね。

℃-ute曲選べなかったんですが,ここで愛理枠ってことで。

とにかくこの曲,熊井ちゃんがかわいい。そして愛理もかわいい。二人ともかわいい。

熊井ちゃんに関してはもういいだけ述べたので,それが炸裂しているということです。

愛理は,普段の℃-ute曲における気負いが一切なくて,

言うなれば歌姫から歌のお姉さんに変わったかんじがして,

表情豊かで開放感もあってすごくかわいいです。その上相変わらず上手い。

曲調はオーソドックスですが耳に残るわかりやすいメロディで,

音の一つひとつが耳に優しくて,ダサさも古臭さもなく素敵です。

歌詞は抹茶にかかったもので,とにかく「チャ」の音が多い。

それが二人の声のかわいさを最大限に引き出しています。「ちゃまちゃま」とか。

それと合いの手パート。かわいい。

こんなにかわいさを堪能できる曲はなかなか無いんじゃないでしょうか。

 

終わりに ~アイドル楽曲大賞も~

これの他にもアイドル楽曲大賞という派生企画があるのですが,

そちらの方が投票期間が早いんです。というかもう始まっています!(12月4日(木)23:59マデ)

どう考えてもそちらを先に考えるべきですよね。

あんまり曲数知らないのでスパッと決められる気もしますが。

みなさんもお好きな楽曲がありましたらぜひ投票を!

 

 

それとこのハロプロ楽曲大賞,先にも少し述べましたが,

楽曲部門の他にMV部門と推しメン部門というものもあります。

推しメン部門なっきぃ一択なので,

MV部門の方もこれから考えていきたいなと思っております。