キリンと魚顔

アイドルや音楽、映画のことをそぞろそぞろと書いてみます。

今年のハロプロ楽曲大賞に向けて。'15

 

投票期間終了後に書くのもなんですが、今年もハロプロ楽曲大賞の季節です。

みかんが美味しい、そしてハロプロ楽曲大賞がある。それがこの季節、冬。

派生企画のアイドル楽曲大賞に関しては、今年は投票しなかったです。

あまりにも疎いまま過ぎてしまったので選べませんでした。

 

 

楽曲部門

さてもう最終的な投票を終えたわけですが、

今回も結果的に投票した5曲と悩みに悩んで泣く泣く投票できなかった残りの候補曲について、

独自のなんの説得力もない選考理由を書いていこうと思います。

簡単に言うと、投票云々に関わらず、好きな曲なので聴いてみて下さいっていう記事です。 

 

まずはその結果を。

 

投票曲と配点

『生まれたてのBaby Love』 Juice=Juice :3.0pts.

『愛・愛・傘』 Juice=Juice :2.5pts.

『ラーメン大好き小泉さんの唄』 こぶしファクトリー :2.5pts.

『ためらい サマータイム』 カントリー・ガールズ :1.0pts.

魔法使いサリー』 アンジュルム :1.0pts.

 

候補曲

『Love together!』 Berryz工房

『青春小僧が泣いている』 モーニング娘。'15

『スカッとMyHeart』 モーニング娘。'15

『Wonderful World』 Juice=Juice

『臥薪嘗胆』 アンジュルム

 

 

それでは一曲ずつ

 

 

『生まれたてのBaby Love』 Juice=Juice

 

■時期的には昨年の秋頃に出てもおかしくなかった(と勝手に思ってる)Juice=Juiceの1stアルバム、

「First Squeeze!」想像を絶する大名盤でした。正直このアルバムから投票曲5つ選べるぞっていう。

この曲は、なんていうんでしょう、まず華やか。ハッピー。ごきげん。

そしてメンバー個々の歌声の良さを楽しめる。表情がとても豊かなんです。

1位にした決め手は、曲調とかテンポ感とか印象的なフレーズではなく、

そのボーカルでもってグッと引き込むだけの力があるというところ。Juice=Juice恐るべしですよ。

もうひとつどうしても言いたいのは、この曲、次に書く『愛・愛・傘』もそうなんですが、

ライブではスタンドマイクで歌うんです。

だからなにって話なんですが、スタンドマイクで歌うんです。

 

『愛・愛・傘』 Juice=Juice

 

■引き続き、アルバム「First Squeeze!」から一曲。

上とは打って変わって、少し切ない甘酢ソング*1です。

これまた5人の声が曲と最高にマッチしていて切ない!エモい!甘酢*2!!

んー、このアルバムから選ぶのは最高に難しいです。

そして前述のスタンドマイク曲である点も見逃せません。

なんか、好きなんですよ、スタンドマイクでのパフォーマンス。

顔の位置が固定される分、目線だったり表情で魅せる部分が大きくなって面白いんですよ。

振りも、移動ができないのと両手が空くことによってかなり味わいが変わるんですよ。

歌唱ともダンスとも違った表現力のわかりやすい見せ場としてのスタンドマイクの使用を、

僕は強く推していきたい!!!

 

『ラーメン大好き小泉さんの唄』 こぶしファクトリー

 

■3曲目は期待の新人こぶしファクトリーから。

シャ乱Qの『ラーメン大好き小池さんの唄』をアレンジした曲で、

さらに色々元ネタはある曲なんですがそこは置いておいて。

まーあれだろ、ただのネタ曲だろ。と最初は思うかもしれませんが断じてそんなことはないです!

ネタ曲でありながら楽曲としての充実感に満ち満ちております。

無駄がない。そして不足もない。最高なんです。

結構同じフレーズの繰り返しが多いのですが、何故か飽きない。

ギターリフとか最初から最後までほぼ突き通しているのに。

なんでなんでしょう。このリフが良いとしか言いようがないのかもしれません。

月並みですが、ラーメンが食べたくなること請け合いなので気をつけてください。

 

『ためらい サマータイム』 カントリー・ガールズ

 

■続いてはカントリー・ガールズからこの曲です。

嬉唄ちゃんもいなく、ごめんねシリーズでもないこの曲を選んだわけですが、

この曲、好き嫌いがはっきり分かれる気がするんですよね。

まず、構成が洋楽っぽい。洋楽全然聴かないので説得力ありませんが。

邦楽の典型的な、Aメロ→Bメロ→サビみたいな流れではなく、

Aメロ→Bメロの繰り返しなんですよね。後半一度だけ大サビ(Cメロ)入りますけど。

A→A→B→A→間奏→A→B→A→C→間奏→A。こんなかんじです。

そして曲調もオケも昔の洋楽っぽい。というかもろ踏襲してますね。

シンプルな構成で、曲も単純っちゃ単純なジャンル踏襲路線。

と言えちゃうのかもしれませんが、それでもいいじゃないか。

グループ名もカントリー・ガールズなんだし、

こういう穏やかな"カントリーミュージック"チックな曲があるのはいいことだと思います。

そして、僕のこの曲が好きなポイントはまた別のところ、歌割にあります。

ソロとユニゾンの細かな組み合わせの妙だったり、

一人だけ声質が大きく違う山木さんのパートをどこに入れるか、

これ僕の中では結構気になってる部分で、この曲では良いアクセントになってると思います。

 

 魔法使いサリー』 アンジュルム

 

■5曲目、他の候補曲とともに悩んだ末にこの曲にしました。

言わずと知れた国民的アニソンであるサリーちゃんのカヴァーでございます。

まずこの曲の特徴は、ずばり3期メンバーフィーチャー曲であるということ。

ハスキーで独特な声質の莉佳子、抜群の歌唱力のむろたん、歌も不可思議極まりないあいあい。

この3人のソロがたくさん聴けるので楽しいです。

それと、原曲の強さもありますが編曲が素晴らしく好きです。

めちゃくちゃ色んな音が入ってるんですよ。メロディとは関係ない変な音まで。

そんなオモチャ箱をひっくり返したようなオケなのに、整ってるんですよ。

ゴチャゴチャしているのに邪魔な要素が全然ない。すごい。

そして、最後の1曲を選ぶ際に悩んで悩んでどう決めようかと色々考えまして、

"なにか一点の強いひっかかり"のある曲にしようと思い結果この曲にしたのですが、

それが、3番Aメロのあいあいソロパート。

ブツ切りな歌い方で、変。変なのに、良い。クセになる。

 

『Love together!』 Berryz工房

 

■ここからは投票曲まではいかなかった候補曲をご紹介。

まずはこの曲。Berryz工房のラストソング。

思い入れ補正も多分にあるのですが、切ない。甘酢ソング*3

シンプルなイントロと、古っぽくもあり現代的な匂いもする普遍的で切ないオケと、

それでいて止まることのない時間を思わせるテンポ感の強い打ち込みのドラムが切なさを加速させます。

そして歌詞と振りが、切ない。

しつこいですね。

たまにあるBerryzの控えめでクリアなオケの曲の系譜といいましょうか。

微妙にシティ感があってどれもいいんですよね。 

 

『青春小僧が泣いている』 モーニング娘。'15

 

■全てにおいてよくわからない世界観のこの曲。

歌詞とかもうなにがなんだか。"色は匂へど散りぬるを"ですよ。"YO 誰ぞ"ですよ。

こんなんもう最高としか言えないですよね。

サビ最後の"くらっと来ちゃって青春だね"なんて本来メロディに収まってないですからね。

それを無理くり詰め込んだおかげで最高にグッとくるんですよ。

あとAメロの印象的な無音連発のところ。しょっぱなから面白い。

なんかこの手の無音の時間を上手く使われてる曲に弱いです。

あとは、こんな濃ゆい曲なのにアウトロがあさっり。それがまた心地よい。

 

『スカッとMyHeart』 モーニング娘。'15

 

■続きましてもモーニング娘。'15から一曲。

THE 摩天楼ショー』以来となるディスコ・ファンク系の曲です。

つんく♂のお家芸、というよりつんく♂自身が愛して止まないジャンルですよねきっと。

こういう曲ってやっぱ、一発で持ってく力が強いと思うんですよね。聴いた瞬間にノってしまうかんじ。

ただ、そういう曲は裏返して言うと、どこか飽きられやすい性質を持っているのも否めません。

その点この曲は、要所要所に終点と起点となるような音が置かれていて、

曲中で気持ちをリセットしながら最後まですんなり聴ける気がするんです。

あと好きなところは、サビの"ほめて ほめてよ ほめまくってよ"の部分。

細かいリズムの中でこの"ほめて"の音が語感的にとても心地よい。

それとこの曲、なかなかにテンポがゆっくりなのも特徴的。

テンポが絶妙にほんの少しだけゆっくりな曲として名高い超名曲『リゾナント・ブルー』*4よりも、

更にちょっとゆっくりめなんですよね。

それがこの曲に丁度良い横ノリ感を与えているんじゃないでしょうか。

 

『Wonderful World』 Juice=Juice

 

 

■Juice=Juiceの6thシングルにして自身初のオリコンウィークリーチャート1位を獲得したり、

ハロプロの祭典、ハロコンで大トリを飾ったこともあるこの曲。

このグループの代表曲と言っても過言ではないんじゃないでしょうか。

このシングルから大名盤「First Squeeze!」にも繋がったわけですし。

じゃあなんで投票しなかったんだって話ですよね。

いや、それくらいJuice=Juiceは素敵な曲が多すぎるんですよ。

この曲の魅力は、聴くと幸せな気持ちになれるというところ。それに尽きます。以上。

 

『臥薪嘗胆』 アンジュルム

 

スマイレージからアンジュルムに改名して以来続く四字熟語ことわざ系タイトルソングのひとつ。

こういうのってちょっと説教臭い部分出てくるしどうなのって思っているんですが、

『大器晩成』から続くこのシリーズはアンジュルムの代名詞になってきている気がします。

僕はあまり肯定的に捉えていない部分が多いんですが、例えば上述の説教臭い歌詞になりがちなのとか、

タイトルをそのまま歌詞に使うときに、こういう言葉って他の言葉とつながりにくいじゃないですか。

だからタイトルの言葉だけ変に浮いて聴こえちゃうことが多いと思うんですよ。

最後までこの曲を入れるかで迷ったのですが、そういう点も加味して、候補曲に留まりました。

でもMVはめちゃくちゃ好きなのでMV部門では投票しました。

それでこの曲、先ほど紹介した『スカッとMyHeart』もそうでしたが、

みんな大好きファンクサウンドでございます。

『スカッとMyHeart』と大きく違うのが、テンポが速い点です。

なのでどちらかというと縦ノリ感が強いですね。

あとはそこまでゴリゴリのファンクでもないので少しあっさりしてますよね。

それぞれのメンバーのソロパートも色が出ていて聴いていて楽しいです。

 

MV部門

長くなってきたのでさらっと、MV部門は、

『臥薪嘗胆』 アンジュルム :2.0pts.

『今すぐ飛び込む勇気』 モーニング娘。'15 :2.0pts.

『The Middle Management ~女性中間管理職~』 ℃-ute :2.0pts.

にしました。全て Promotion edit です。

 

 

『臥薪嘗胆』 アンジュルム

 

■重複になりますがもう一度貼っときました。

まず、このMV、始まった瞬間のカメラの位置!もうここでノミネート決定しました。

あとは固定カメラに向かってメンバーが自由に動くカット。

ハロプロのMVではよく見るパターンですね。

今のハロプロでこれをやって一番楽しいのは間違いなくアンジュルムだなって思いました。

 

『今すぐ飛び込む勇気』 モーニング娘。'15

 

■ この曲は動きの少ない曲で、そのためかソロリップシーンが多い印象です。

そのソロリップシーンのずっきとあかねちんがあまりにも美しかったので選びました。

 

『The Middle Management ~女性中間管理職~』 ℃-ute

 

■衣装勝ちですよね。こんなんずるいわ。全員綺麗すぎかわいすぎです。

テーブルを囲んでおしゃべりしてるシーンも、そんなん誰でも好きだわずるいわ。

あとはダンスシーンのカメラワークが臨場感あって好きです。

あとなっきぃかわいい。

 

推しメン部門

中島早貴

 

終わりに

楽曲部門で最初に載せた2曲、アルバム曲でMVがないためリンクを貼れなかったのですが、

もちろん一番のおすすめなので是非とも聴いていただきたいです。

ライブ映像とかはハロプロの公式動画ハロ!ステなんかでもあった気がしますので、

みなさん検索してみましょう。

 

もうほとんど、ハロコンとこの楽曲大賞のことしか書いていないブログになってますが、

今後とも何か書いていく、かも、しれません。頑張ります。

 

 

*1:甘酸っぱい曲のこと。

*2:甘酢って言いたいだけです。

*3:完全に言いたいだけ。あと最近覚えた脚注機能を使いたいだけ。甘酸っぱいとはまた違いますよね。

*4:超名曲なのは事実だけど、テンポに関しては僕が勝手に言ってるだけです。別に名高くないです。